国産カメリナオイルとは

カメリナとは?

カメリナとは、アブラナ科のcamelina satibaという植物。

日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは古くから親しまれている存在です。

一番の特徴としては、必須脂肪酸のオメガ3・オメガ6・不飽和脂肪酸のオメガ9が2:1:2と理想的なバランスで含まれていること。

現代人に不足しがちなオメガ3には、細胞をやわらかく保ち炎症を和らげる効果が期待できますが、熱に弱く摂取が難しいという弱点も。

ところが天然の抗酸化成分であるビタミンEを豊富に含んだカメリナオイルなら、加熱後も栄養素が壊れずに効率的な摂取が可能です。

毎日おいしく体をケアできる、ヘルシーで理想的なオイルです。

お米の裏作で日本の農家を元気に

カメリナは耐寒性の高い作物で、コメの裏作として栽培を行っています。

農家さん自身もカメリナの栽培は初めてですが、マイナス14℃以上あれば発芽できる生命力の強さや、稲刈りと同じ様にコンバインで収穫できることから、お米の裏作との親和性の高さも確信しました。

とはいえ、生育から製品化までを一から作り上げることは一筋縄ではいきません。

ものづくり企業として、私たちの強みであるノウハウを活かし、収穫時期の少しのズレが品質に影響があることもわかってきました。

簡単な道のりではありませんでしたが、農家さんとの二人三脚でようやく国産化が実現しました。

裏作によるカメリナ栽培が今後増えていくことで、産地はもちろん、耕作放棄地の解消、農業から経済を豊かにしていけると考えています。

世界の情勢が不安定で食品の価格が高騰している中、将来の子供たちが食べ物で困らない様に。

その願いをこの事業に込めています。