カメリナオイルができるまで
カメリナオイルができるまで
10月下旬~11月上旬 種まき
おコメの収穫が終わり、田んぼを耕運したらカメリナの播種が始まります。
除草剤は使いません(※カメリナに使用できる農薬はありません)。
12月 ロゼット状の葉っぱを展開します。
寒い中でも懸命に土に根を伸ばしています。
2月 徐々に大きくなってきましたね。
山梨県の北杜市は、高い山に囲まれて雪はあまり積もりませんが、
標高の高さと山からの吹きおろしの風で、冬場はー10℃を下回ります。
それだけカメリナにはストレスになりますが、自分の身を守る為に
様々な栄養素を作り出します。
3月 花芽形成期
日も少しずつ長くなってくると、花が咲く準備です。
生産者の坂本さんも嬉しそうです。
4月 一面 菜の花畑
カメリナは黄色い小さな花を沢山咲かせます。
高さは80㎝~100㎝ほど。
5月 結実期
受粉して実が出来はじめる時期です。
温暖な地域では5月に収穫が出来ますが、
北杜市は寒いのでもう少し待ちましょう。
6月上旬 完熟期
収穫まであと少しです。
6月中旬 収穫
茶色く枯れて水分が低くなったら収穫です。
収穫のタイミングが非常に重要で、乾燥が不十分だと品質に大きく影響します。
完熟で収穫することで、口当たりの良いまろやかな風味になります。
6月~8月 乾燥と選別
収穫したら乾燥と粗選別を行います。天日干ししたり、低温の乾燥機を使用します。
写真は北杜市の生産者の清水さん。
8月 再乾燥と再選別
三重県伊賀市の加工場に移動し、再度乾燥と選別を行います。
軽い種は油が取れないので勿体ないですが、風で飛ばしてしまいます。
このまま冬まで追熟します。
12月 搾油
油の温度が40℃以上にならないように種をすりつぶしながら、
スクリュー式の搾油機で搾油します。
温度を上げた方が、採れる油の量は多いのですが
風味や栄養素が変わってしまうので、コールドプレスにこだわります!
沈殿濾過する前は、すりつぶされた種も入っているので
かなり濁っています。
12月 沈殿濾過
量が少ない時は、濾紙を使います。結構時間がかかります。
数日このままです。
1月 ボトリング
濾過が終わったら、やっとボトリングで完成です!
一本一本手作業でやっています。
完成!!
こうやって多くの人の手を経て、黄金のオイルが完成しました!!
2018年からカメリナの栽培を日本で始めて、やっと皆さんにお出し出来る所まで来ました。
ここまで支えてくれた生産者の皆様、穴平ファームの坂本さん、
営農たかねの清水さん、大山田農林業公社の亀井さん、
白州ファームの西川さん、雲松園の大塚さん、
北の杜FARMの小嶋さん、マイケルさん、サラダボウルの土屋さん
などなど数え切れない方々に本当に感謝です!!
これからも日本でカメリナのすばらしさを伝えていきます!